4iiii Fliiiightを買ってZwiftにデビューして3ヵ月経った

前回の記事。 butter-tiger.hatenablog.com

徐々に4iiii Fliiiightの日本語の情報が増えてきた。仲間が増えてるようで嬉しい。中には僕のレビューとは違う意見も出てきたりして勉強になるし、なにより新鮮な考え方は楽しい。
こうやって色々な視点の情報が増えれば、それだけFliiiightの特性が浮き彫りになって、すでに使っているユーザにも導入を検討している人にもよりよい影響が出ると思う。ちょっと穿った考えだけれども、導入しないことを決められるくらいナレッジが蓄積されたら、良い情報が出揃ったんだなと思える。

前書きが長くなったけど、Fliiiightの情報を増やすためにも、ある程度使用した現時点で気になる点や心変わりしたことを中心に書いてみたいと思う。予め断っておくけれども、いまだに4iiii Fliiiightを導入して良かったと思うし、不満もない。ただそれは、ほかのスマートトレーナーを使ったこともないから、不満が出ていないだけかもしれない。

リムドライブ

2020-06-05 追記 start
Fliiiightは結局のところリムドライブ方式のローラー台だ。一般的なリムドライブ方式と異なる点は、マグネット負荷によって 基本的に リムと負荷装置が非接触になる一点だけだ。だから、騒音問題以外のリムドライブ方式のデメリットはすべて継承していると考えてもらっていいと思う。
もし、リムと負荷装置が接触することがあれば音出るし、リムの削りカスも出る。後述しているけれども、リムと負荷装置はフリーモード(Resistanceモード)において接触が発生する。
2020-06-05 追記 end

タイヤの空気圧

リムドライブだから、考えてみれば当たり前なんだけれども、タイヤの空気圧を気にしなくて良い。というかパンクしたままでも良い。

フリーモード(Resistanceモード)

Zwiftのフリーライドやレース中に出力を一気に上げると、マグネット抵抗ユニットが強く締まってホイールと干渉することがある。アライメントがよくない状態ではより発生しやすい。最初のうちはかなり気になったけれども、最近はそこまで気にしていない。
気にしていないとはいえ、気分の良いもんじゃないのは確か。

金属カスがでる

マグネット抵抗ユニットとホイールの干渉によって、金属カスがちょっと出ることがある。僕のペダリングの問題かもしれないけれども、噂に聞くタイヤドライブ式のタイヤカス問題も他人事じゃない。使わないアルミホイールをローラー台用に使っているし「あとで、掃除すればいいかー」程度にしか思っていないからそこまで切実ではない。

ニップル使ってリムの振れをとれば、多少は改善する。

ERGモード

導入当初は不満だらけだったけれども、いまやERGモードのワークアウトばかりしている。
ERGモードならスリップする感覚は出ないし、フルアウター付近で回せばマグネット抵抗ユニットとホイールの干渉も発生しないからだ。

走行音(騒音)

別エントリにまとめた。
butter-tiger.hatenablog.com

ペダリングスキル

もしかしたら、これが一番切実な問題かもしれない。

久しぶりに三本ローラー台に乗って愕然とした。ヘタクソになっている。ペダリングが悪くなったとかそういう粒度の問題じゃなくて、ロードバイクに乗ること自体がヘタクソになってる。平日も自転車に乗れるようになったおかげで出力が上がったというのも原因としてはあると思うけれども、バランスが悪くなっている。
Fliiiightに最適化された乗り方を体得したところでFliiiightを扱うのが上手くなるだけだし、多少バランスが崩れることは織り込み済みだったとはいえ、ここまで酷くなるとは思わなかった。 これ系の悩みはFliiiightに限った話ではなく、固定ローラー台ユーザの宿命かもしれない。
でも、このままでは"単なる貧脚サイクリスト"から"ロードバイク乗るのが下手くそな並脚サイクリスト"という救いようがないサイクリストになってしまう。。

引き籠り生活明けに、いきなり後方確認時にバランス崩したりしたら笑えない。遠出やオールアウトするのはなおのこと心配。8の字走行をしたりしてテクニックの錆落としとバランス感覚の構築をする期間が必要になりそうだ。