4iiii Fliiiightを買ってZwiftにデビューした
表題の通り、4iiii Fliiiightを買ってZwiftにデビューした。Fliiiightは日本語の情報がまだ少ない状態で買ったので、ちょっと心配していたが、今のところ文句はない。 普段であればそれで終わりにしてしまうのだけれども、Fliiiightは日本語の情報が少ない上に上級者(剛脚さん)よるガチな人向けのネガティブなレビューしかないので、貧脚な僕なりのポジティブな情報を提供したいと思う。 だから、予め断っておくけれども、ガチで速くなりたい人はFliiiightはお勧めできない。お金を気にせず、最も効果的なスマートトレーナーを選ぶべきだと思う。高ければ良いものだとは限らないだろうけど、同じように良いもの安く買おうっていうのはムシが良すぎる。
2020-04-23 追記 start
3ヶ月使ってみて思ったことについてはコチラ。ERGモードについて心変わりしています。
butter-tiger.hatenablog.com
2020-04-23 追記 end
所感
個人的にはバーチャルサイクリングへの敷居を大きく下げる画期的なスマートトレーナーだと思う。競技人口の三角形の裾野を大きく広げる可能性がある。とはいえ、破壊的ですらあるから、嫌悪感を示す古参のサイクリストもいるかもしれない。
まだ数日しか使っていないけれども不満があるとしたら以下の3点。
- トルクをかけるようなペダリングをすると泥道をスリップするような感じがでる
- 固定されているからか、手放し運転した時に気持ち悪くなることがある(三本ローラー台ではそんなことなかった)
- 実走に比べて斜度のレスポンスが遅い(Zwiftの問題なのかFliiiightの問題なのかは不明)
中でも一つ目の不満は、アライメントの調整で多少は改善されるとはいえ、ERGモードを駆使してゴリゴリにトレーニングしたい人には致命的かもしれない。
2020-03-01 追記 start
フルアウター固定でERGモードにしたら意外と大丈夫そう。逆にERGモードでケイデンスでワット数を稼ごうとしても思ったように反応してくれないから混乱するケースの方が多い。ERGモード自体がそういうものなのか、はたまたFliiiightの問題なのか、、、。他のスマートトレーナーを知らないだけに分からない。
2020-03-01 追記 end
こういった不満点を踏まえて、向いていないのはこんな感じの人だと思う。
- トルクをかけるタイプの人
- 実走感を大事にしたい人
- 既にスマートトレーナーを持っている人
- 坂バカ
- 潤沢な予算がある人
- ゴリゴリにトレーニングしたいコア層の人
- 多少高価でも実績のあるローラー台を選ぶべき(というかケチっちゃいかんと思う)
これに当てはまらない人は検討の価値はあるかもしれない。例えば、こんな感じの人とか。
- コストを最優先で考えたい人
- 静音性を求めたい人
- とりあえず室内で走れればOKな人
- カジュアルにZwift楽しみたいライト層(ローラー台使うのにライト層って表現するのは変だけど...)
- 少ない設備投資でZwiftができるなら多少のデメリットには目をつぶれる人(しかもパワーメーターつき!)
2020-03-01 追記 start
ワークアウト時のERGモードはケイデンスで出力を稼ごうとしても思ったように出力が得られないからケイデンスを落としてトルクをかけて、、、というように実走では自然に行っていたことを意図的にしてやる必要がある。
2020-03-01 追記 end
計測できるもの
以下の二つが4iiii Fliiiightで計測できる。精度はどうであれ、無理してサイコン買う必要はない。というか、パワーメーターより安いスマートトレーナーなのよね。。。
- 出力(ワット数)
- ケイデンス
ちなみに、僕みたいに埃をかぶっていたかつての愛車を室内用にする場合、ビンディングペダルが足りなくなったりするので要注意。
2020-03-01 追記 start
ケイデンスの精度はあまり良くない。
2020-03-01 追記 end
使えるホイール
公式サイト(List of compatible wheels – 4iiii Innovations)に大丈夫と記載されてはいたものの、実際にうまくいくかどうか心配だった。とりあえず、僕のシマノのR500はうまく動作した。
初期設定について
マニュアルが英語だとばかり思っていたから、日本語のマニュアルが入っていて一安心した。
スポークにはめるインデックスは一本でいいのか否か、判断に迷うことはあったけれども、マニュアル通りに作業すればホームセンターで買ってきた棚を組み立てるより簡単に初期設定できる。Bluetooth SMARTが備わっているPCだから、ZwiftもPCにインストールするだけで勝手に通信しだして、あっさり開始できた。
ちなみに、インデックスは一本でOK。
アライメントの設定
マグネット部分とホイールの位置合わせについては、マニュアルの後ろの方にチラッと書いてある。(ユーザーマニュアル 7.4)マグネット抵抗ユニットを支える調整ボルト2つを調整して位置を合わせることができる。
マグネット抵抗ユニットの調整ボルト
マグネットの抵抗ユニットが片持ちだし、ボルト2つともガッチリ留めたい衝動に駆られるけれども、どちらか一方がしっかり留まっていれば問題ない。前後左右上下でうまく合わせればボルト二つキッチリ締められる。多少のホイールのふれなら問題なさそう。
カジュアルに室内でのライドを楽しみたい人にはおすすめのプロダクトだと思う。価格も安いし、意外と医療の現場でも使いやすいかも。あと静かといえば静かだけど無音ってわけではないので注意。
2020-01-21 追記
レース前のアップ用に買なら3万円くらいの三本ローラー台買った方が良いと思います。コンパクトだし、展開したらすぐに乗り出せるし。