さがみ湖ハロウィンランに参加した

何を思い立ったか、先月末からランニングを始めた。せっかくだし大会に出ようと思い、ちょうど市内で開催されるさがみ湖ハロウィンランに参加してみることにした。参加カテゴリは10km個人の部(男子)だ。

www.sagamiko-resort.jp

ランニングを初めて1ヶ月で出場する初めての大会参加だし、参加するに当たり以下の3つを目標にした。

  • 怪我しない(痛みを出さない)
  • 歩かない
  • 完走する

ロードバイクに乗っているから心肺機能には多少の自信がある。とはいえランニングで使う筋肉・腱・靭帯は間違いなく貧弱だ。そんな初心者が全開で走ったら怪我するに決まってる。だから、体に痛みを出さないのはかなり切実な問題だ。ロードバイクもランニングもできなくなる。なにより、犬の散歩に支障が出る。

大会のコースマップにも心臓破りの坂があるようなことが記載されている。ということは下り坂があるのは間違いない。下り坂は衝撃が大きそうだし、気をつけないと大きなダメージを負いそうだ。

大会当日

ロードバイクの大会では定番の高低マップがないので作戦が立てにくい。しかも渋滞に巻き込まれた大遅刻のおかげで試走もできていないから、どんなコースプロフィールなのか分からない。というか、アップダウンのある道を走ったことないから、怪我をしないか輪をかけて心配。

いざ出走して、スタートから1kmは登攀基調で残り1.5kmが急な下りと平坦を織り交ぜた2.5kmのコースだということが分かった。他にトピックスとしては、最高標高地点付近に未舗装路があったけれども大した距離じゃない。

初めて上り坂を走って気づいたのだけれども、勾配がキツくなるほど心拍数が上がる。これはなかなか新鮮な体験だ。

そんなこんなで試行錯誤した1周目と、当初の"怪我せず、歩かず、完走する"という目標を組み合わせると、

  • 上りでは走る距離が長くなっても勾配が一定になるようにカーブの外側を走って心拍数を安定させる
  • 下りでは怪我が怖いから臆病に走る
  • 平坦では心拍数を下げるためにテンポ走(たぶんランニングでもテンポ走って言うのよね?)

こんな組み立てになった。けど、大会に大遅刻した挙げ句に、上りはマイペース、下りは臆病、平坦は流す。文字に書き起こして分かる、舐めプみたいなスタイル。。。 とはいえ、初心者の僕には効果的な作戦だったようで、かなり余裕を持って走ることができた。それこそ、同じペースならあと3−4周は走れるくらいの余裕があった。

淡々と周回をこなしていくうちに、乱れたペースが安定してきて気持ちも落ち着いてきた。スタート地点に近づくと聞こえてくる大会DJの実況と早々に10kmを走り終えたゲストランナーの宇野けんたろうさんの掛け合いがラジオを聞いているみたいで心地良い。

上りは歩きを交えつつ下りでスピードを出すという僕と真逆の作戦で走っていた人に最後の下りで抜かされたけれども、余裕を持ってスプリントで抜き返すことに成功。

午後から急に仕事が入っちゃったしフリーパスが無駄になるけど早めに帰ろう。と、着替えを済またら入賞者としてアナウンスされてびっくり。

所感

とても楽しかった。初参加の大会がこの大会で良かったと思う。さがみ湖プレジャーフォレスト自体がとてもいいところだったので、次は嫁さんと犬を連れて遊びに来たい。

その他の雑感。

  • 勾配がキツくなるほど心拍数が上がる
  • 下り坂は筋・腱・靭帯への負担が大きいのは想定通り
    • 捻挫とかしなくてよかった
  • 上り坂は心拍数が上がる割に筋肉への負担がそんなに大きくない感覚なのは発見
  • 家の周りはアップダウンが殆どないし、今後に備えてそういうのがあるコースを探していかないといけないなぁ
  • 宇野けんたろうさんクソ速かったなぁ。これがサブ2.5のスピードかぁ。。
  • 恐竜さんは無事に完走したのだろうか。。。原始人に追いかけられてたシーンは爆笑したけど、ツラそうだったしちょっと心配

2021年8月上旬から裏ヤビツ通行止めの一時解除

[2021-07-31 追記]
日程が早まって、7月30日から解除されたみたいです。

2021年8月上旬から2021年10月中旬まで通行止めだった裏ヤビツが開通するらしい。詳細な日時は7月26日ごろに発表される模様。 開通するとはいえ災害復旧工事自体は完了していないみたいで、工事車両の走行もあるみたいだ。裏ヤビツは道路幅員が狭いので、道を譲りつつ、気をつけて走りたい。

ちなみに、期間指定されているから分かるように開通は一時的なもので、10月中旬から翌年の3月末まで橋梁架設工事のため再度通行止めとなるようだ。

参考

2021年4月19日時点において、裏ヤビツ通行止め

2021-07-16 追記 2021年8月上旬から裏ヤビツ通行止めの一時解除 butter-tiger.hatenablog.com

www.pref.kanagawa.jp

復旧時期は不明。

神奈川には関東ヒルクライムの聖地と呼ばれるヤビツ峠がある。ヒルクライムの嫌いな僕にはあまり縁のないルートだ。そのヤビツ峠から宮ヶ瀬ダムまでつながっている通称"裏ヤビツ"と呼ばれるルートがある。裏ヤビツは景観の良い大好きなコースだ。季節とともに移ろう景色の中で淡々とペダルを回していると、集中しつつフラットな気持ちになれる。

そんな裏ヤビツだけれども、2019年に襲来した台風第19号の影響で2021年4月19日時点において通行止めになっている。 リンク先に被害状況の写真が公開されているが、かなり大変な状態だったようだ。これを復旧しようと作業に携わっている皆さんには頭が下がるばかりで、感謝の言葉しかない。

復旧まで時間は掛かりそうだけれども、また走れるようになるまでゆっくり待とうと思う。

ブログに掲載したソースコードが別のブログにパクられたっぽくてテンション上がってる

ちなみに、これがパクられたっぽい記事。Pythonでヒュベニの公式を使って緯度経度で表された地上の二点間の距離を算出するプログラムだ。 butter-tiger.hatenablog.com

業界的には日常茶飯事だけれども、まるっきり無断引用されるのはあまり良い気はしない。 まぁ、僕がライセンスに関する記述をしていなかったのも悪いんだけどさ。
論文みたいに参考文献としてURLを貼るだけで良くって、事前の申出どころか事後承諾すらいらないんだけどねぇ。。。

どういうケースで精度が低くなるのかについても言及しておいたほうがいいと思うのよね。何でもかんでも使えるワケではないってくらいは記述があっても良かったと思う。

でも、パクられたらこういう気分になるんだなっていうのが分かったのは収穫。 あと、僕の書いたプログラムにどう手が入れられるのかというのも見ていて面白い。面白いので、無断でソースコードレビューしてみる。無断でパクったんだし、そのくらいいいよね。

  • 定数は大文字のキャメルケースで定義しましょう
    • Pythonを主戦場にするならPEP8くらい読んでおきましょう(Javaメインの僕も目は通しました)
  • タプルを使って緯度経度をイミュータブルにするのは良いアイデアです
    • が、ソースコードを読まないとタプルの添字と緯度・経度の関係がどうなっているのか分からないので可読性に難があります
    • 日本国内の緯度経度を入れれば直感的に分かるとはいえ不親切です
  • 離心率は定数なので、離心率の2乗も定数となります
    • 計算結果は一致するかもしれませんが、関数を呼び出すたびに2乗をするのは冗長です
  • lat_kamata のような変数を設けていますが、ラジアン単位なのに緯度と称しているので混乱します
  • 僕のプログラムの d_latlat_difference としたようですが、僕の意図としては ddelta です
    • 高校数学レベルの知識だし、そもそもこういうときにdifferenceってあまり使わないと思うけど。。。
  • def cal_distance(): という関数だけ見ると、何と何の距離かわかりません
    • せめて引数として渡してあげましょう
  • 関数名にcalと接頭辞をつけて計算すると宣言しているクセに戻り値なしでprintして終わりにするのはダサい

うぇーいって言いながら飲み歩いていたFラン文系大学出身のIT土方ソースコードを無断でパクるのはいいんだけど、パクるならもっとかっこよくリファクタリングしといてほしかったな。

野球でよく言われる下半身の粘りとは何なのか

野球部幽霊部員だった僕には下半身の粘りが何なのかよくわからない。わからないけれども、高いレベルにいる選手たちにおいては存在しているみたいだ。
粘りを獲得するために走り込みをしろという話から逆に考えると、走るという行為によって得られる何からしい。

これに似た疑問として、

  • なぜ、素晴らしい瞬発力を持つはずのパワーヒッターの足は遅いのか?
  • なぜ、最近はアスリート型の選手が台頭しているのか?

という問いもある。このあたりは最大酸素借と関係していそうな気がしていて、これも走るという行為に関係している。

シーズンを戦いきるスタミナも、回復力の話だろうし、これも走ることによって得られる。

走るという行為は、想像以上に重要な要素なのかもしれない。

それなにに、陸上競技者は走ることで生じる故障のリスクを軽減するために自転車やパワーマックスなどを使った走らないトレーニングを取り入れているのも興味深い。

ダイエットとトレーニングと手料理

僕のように速くなりたいとか長距離を走りたいという欲求が薄いサイクリストでも、思うところあってダイエットとトレーニングくらいはする。 ある程度自分で考えてダイエットとトレーニングをするようになってくると、手料理をするようになる。

初心者丸出しの頃は、太らないように低脂質やら低糖質やらを心がけながらプロテインを飲んでトレーニングをする。XXXダイエットやらを参考にしたオレ理論による浅はかなダイエット計画を立てては実践する。そのくせ、今日はチートデイだからとか言ってケーキやらラーメンやらを食べたりもする。結果は出るけど、マジで黒歴史。今なら分かるけど、体脂肪10%くらいまでなら痩せるのは結構簡単で適当にやっても続けりゃ誰でも結果が出る。逆に太るのはめっちゃ大変。

自分の知識と経験が増えるにつれて、ダイエットとトレーニングは計画よりも管理が大事だということを理解する。低脂質・低糖質やプロテインなんかよりもバランス良い食事をよく噛んで食べることのほうが圧倒的に重要なことが分かる。チートデイは上級者用テクニックで、多少のカロリー収支のブレを許容しながら安定的にバランス良い食事を取り続けるのが基本だということに気づく。母ちゃん、僕が間違えていたよ。 とはいえ、プロテインの摂取は大事だと思う。プラシーボ効果が期待できる。国産のプロテインは味がいいからトレーニング後のご褒美にもなる。

そんなこんなを経て色々と分かってきたら、カロリーやバランスを制御するために手料理が最も無難で気楽な選択肢になる。反面、外食という選択肢はかなり制限される。朝に滅法弱くてお弁当が作れない僕にとって、都心に出勤しているときの昼食は大変だ。安い定食とかだとカロリーは取れるけれどもバランスが悪いから、バランス良く食事が取れるお店を開拓して食事をする必要に迫られる。そうすると一食で1,000円くらい必要になってくる。もはやスイーツOL。

だから在宅ワークになったおかげで昼食を自分で作れるようになって嬉しい人って、僕以外にもけっこういるんじゃないかって最近思う。

いつかスリムになって戻ってくると信じている

プロ野球の話だけれども、僕はある青い球団をずっと応援している。一瞬輝いた瞬間のあとの長い暗黒時代もあった。あの頃はたくさん応援したはずなのに、何も覚えていない。そのくらいひどかった。Love&Joyをライトスタンドで踊り狂うだけで、負けるのが日常だった中高大の学生時代も今や遠い昔の話だ。親会社が代わり、最初はまぁ負けまくったけど、今までと確かに何か違うぞという感触を得始めた時期に彗星のごとく現れて新人王を獲得した守護神がいる。彼のおかげでリードしている試合を勝てる期待を持って観戦することができるようになった。暗黒を払拭する象徴的な存在だ。

日本シリーズに行ったときも彼がいた。球団から出ていった因縁のバットマンに同点弾を浴びて力尽きたけれども、あの試合はシビレた。アイツにアレを打たれたならしょうがない。素直にそう思えた。贔屓目に見ても、ポストシーズンにやたら強いあの球団を追い詰めることに成功した唯一の球団だと思っている。

そんな彼が、徐々に打たれるようになってしまった。慢心、過食、勤続疲労、打者に見切られた、などなどあらゆる憶測が飛び交うが、どれも間違っていないように聞こえてしまう。

これは僕の推測だけれども、体力に起因する不調が続いた時期にチートデイのようにことをしてしまった結果、一気にリカバリが進んだ上にストレスからも開放されてよい結果が出せてしまった期間があったのかもしれない。 彼にとって不幸なのが、これが全てだと思い依存してしまったことだと思う。今ではストレスから開放される手段が食事しかない状況だと思う。エルビス・プレスリー過食症になったのと似ている。

こういった推測から、以下のような人材問題が浮かび上がる

  • 球団に彼(含め選手)のストレスをマネジメントをする人がいない(首脳陣やコーチに丸投げ)
  • 体力がもたないのではなく回復が追いつかないことを示唆できるトレーナーが不在(首脳陣やコーチに丸投げ)

一見すると僕の大好きな青い球団は、さすがIT企業と思わせるような、データを使って最先端のことをしているように見える。でもトレーニングの効果に対する裏付けのように地味な作業が進んでいないため、トレーニングが昭和のままにしか見えない。設備は充実していても、やればいいって状態で理論がついてきていない。先進的なことに取り組んでいるIT企業なら地味なことの積み上げがいかに重要なのか知っているはずなのに、そういった思想がまるで共有されていない。 プロ野球選手は個人事業主だからというのもあると思うけど、それを契約(インセンティブ)で縛ることも可能なはずなのに取り組まない。テッペンを取れなくて当たり前だ。

例えば、陸上部と例えられるようなトレーニングだ。走り込みによって得られる効果が幅広く大きいから走ることを否定はしない。でも、とりあえず走っておけば大丈夫という浅はかなトレーニングではいけない。例えば、膝や腰の負担を考えているのだろうか?インターバルトレーニングは走り込み以外でも実施可能なはずだ。陸上部を持っていたメリットもまるで活かせていない。

でも、いつか、僕の大好きな青い球団は今の間違いに気づいてくれると思う。そのとき僕らの守護神が、いつかスリムになって戻ってきてくれるはず。スリムになる理由は、痩せるためにトレーニングしたからではなく、パフォーマンスを最大限に発揮するためのあらゆるトレーニングした結果であるはずだ。そうなればきっと優勝できる。