胡散臭い勧誘

世の中には、人をおびき寄せる胡散臭い言葉で溢れている。

特にダイエット関連で多いけど、最近はAIやIoTといった人口に膾炙した元バズワードを使うケースも多い。

権威型

医者や学会などをダシに権威づけしたあれ。 「学会で発表!」とか「医者が認めた!」とか「世界的権威の●●賞受賞!」とか。
学会作るのも、そこでトンデモ論説を発表するのも自由だからなぁ。そして吹き乱れる真面目な学会の風評被害

というか、 権威に訴える論証 っていうWikipediaのページもあるのか。ここでもハッキリと 権威に訴える論証は往々にして誤謬となる って書いてあるw ja.wikipedia.org

誰が言ったのかは忘れたけど、 「権威のある人の批判は大抵間違っている」 って格言も覚えておきたい。

みんな大好き陰謀論

あと、陰謀論になりそうな言葉。 「タブー視されている」とか「専門家(医者とか)が教えたがらない裏技」とか。 医者や専門家、政治家みたいなステレオタイプ既得権益層が隠匿している的なアレ。 いや、正直みんな楽してお金稼ぎたいから、そんな方法あったらすでに試してると思うよ。もしくは臨床試験中。

とりあえずエビデンス

数値になっていると信じる気になってしまうけど、そもそもその出どころが正しい保証なんてない。恣意的な操作が加わっていないとも限らない。

それに加えて、たとえ由緒正しい生まれのエビデンスであったとしても、エビデンスは相対的にその傾向があるという主張の補強に過ぎない。もしかしたら本質は同じ傾向を生じさせる別の何かがある可能性だってある。酷い場合、単なる偶然かもしれない。
とはいえ、エビデンスがないと説得力が出ない。こんな風に、エビデンスがジレンマを内包している気がするのは僕だけじゃないはず。

胡散臭さ抜群の単語

ピンポイントで胡散臭い単語もある。 「革新的」とか「画期的」とか「斬新な」とか「絶対うまくいく」とか。

本当に革新的なものは異質すぎて受け入れがたいはずだし、本当にうまく行く方法は地味すぎて、行いがたいはず。

そして落とし穴

上に挙げたようなパターンでのフィルタリングを信じるあまり、リスクをちょろっと提示したりするとコロっと騙されちゃったりする問題もある。 つまり僕みたいな小物は うまい話なんてない って割り切って慎ましく日々をおくるべきなんだろうな。

うーん、思いつきで書き始めたら、 FACTFULNESS みたいな話になってしまったなぁ。