【書評】 世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング

世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学 ジェイムズ ウィッツ

あの西薗さんが監訳したトレーニング本が出るらしいという噂を聞いてから、手に取るのを楽しみにしていた本だ。西薗さんがわざわざ監訳するんだし、単なるハウツー本ではなく学問を意識したドキュメンタリーっぽい構成なんだろうなーって勝手に思い込んで、中身をロクに読まずに店頭で即買いした。読んでみたら、思った通りの構成だった。内容も当然のように良書だった。
一週間くらい経ったころ、重版のお知らせを見かけたので、即買いしてよかったと思ってる。

書籍の詳しい内容については、Amazonのレビューや誰かが要約してくれたブログを読んだ方がいいと思うので書かない。僕のヘンテコな文章を読むより、そっちの方が有意義でしょ ;-)
というか、Amazonの商品の説明が全てな気もする。

じゃあ、何を書くのかというと、どういう人にこの本をオススメできるのかについて書いてみようと思う。

買わない方がいい人

まずは、購入をオススメできないタイプの人について。

レーニングに役立つ具体的なハウツーが欲しい人

多分、買わない方がいいです。いちいち回りくどいので、不快感を感じる人もいると思う。もしかしたら、パワーメータを所持している人は、多少は参考になるかもしれない。けれども、パワーメータを使っているような人にとっては、既知の話ばかりだとも思う。それ以外は、基本的にトッププロだからできるようなことばかり書いてあるので、あまり実用的ではないです。

べき論 とか、べからず集 を大事にする人

つまり、形から入りたい人。
ぶっちゃけ形を真似ることすら難しいことばかり書いてある。
余談だけど、ロードバイクはお金のかかる趣味だって一般論もあって、金銭的なムリをしやすいスポーツだと思う。ふつーはパワーメータなんて高くて買えないよ! (え?買えないのは僕だけ?)

知識の使い方に不安のある人

例えば、若年層の人たちって、極端な形で知識を使いやすいのよね。指導者や監督する人次第かなぁ。

買った方がいい人

上記した人以外は見敵必殺の勢いで買うことをオススメします。この本を使って、チームメイトや指導者と一緒に輪読会したらすごい楽しそう。

レーニングを理解したい人

言わずもがなですね。

ツーリングやトレーニングに失敗したことがある人

栄養補給や体の作り方など、指針になる内容がたくさん書いてあります。失敗経験があると、読むことがデバッグをしているみたに感じられて楽しい。

サイエンス系ノンフィクションが好きな人

しかも、ドキュメンタリータッチ。つまらないワケがない。ロードレースの知識があれば尚可。寝る間も惜しんで読破すると思う。
別名:ディスカバリーチャンネルが好きな人

スポーツ科学に興味があるアスリート・指導者

ロードレースにフォーカスしているとはいえ、先端科学を幅広く紹介しているので、入り口として非常に優れていると思う。特にトライアスリートやランナー、サッカー選手やテニスプレイヤーのように、持久力と瞬発力の両方が必要になるアスリートには有意義なんじゃないかなぁ。

ありがとう東京書籍さん

あと、個人的にこの年齢になって東京書籍のお世話になったというのも、ちょっと新鮮だった。東京書籍は教科書だけじゃないのね。

、、、ってこの本も、教科書的な本だったなぁ。